石川県教育委員会は24日、2025年度4月1日付けの公立学校教職員の人事異動を発表しました。学校の統廃合が進んだことや義務教育校が新設されることで2024年度より153件の増加となりました。

県教育委員会によりますと、全体の異動件数は1621件で、2024年度の1468件と比べ153件増加しています。内訳は、小学校で834件、中学校で427件、高校で260件、特別支援学校で100件です。

増加した理由について、県教委は、2024年度で7校の小学校と2校の中学校が廃校される一方、2025年度は2つの小学校と1つの義務教育校が新設されるためとしています。このうち、女性の校長や教頭などの新規任用は62人。これにより女性管理職は全体で289人、比率は42.8%と4年連続で4割を超えています。

また、市や町をまたがる異動について、2025年度は奥能登への赴任希望が少なかったこともあり全体の23.5%と例年並みとしています。

新規採用者は345人で15年連続で300人を超えています。

◆画像は異動する教職員一覧