東北にトレイルランを広めたい

日本を代表する選手に進化を遂げる中で、須賀選手に新たな思いが芽生えました。
2024年、それまで勤めていたJR東日本を退職。『ランニングチーム&スクール 東北ライズ』を立ち上げました。

須賀暁選手:
「2032年にブリスベンオリンピックがあるが、年齢的にも自分がその時43歳か44歳でギリギリこの競技的に狙えるラインだと思っている。そこを狙ってみたいっていう気持ちで決断をした。もう1つの理由は、普及に力を入れていきたい。東北にはレースの数も少なく50キロまでのレースしかない。東北はフィールドがすごく良い。良い山がたくさんあるし良い景色もたくさんある。三陸は冬に雪が少ないので楽しめるエリアがたくさんある。そういったところをもっと知ってもらいたい。だったら自分がもうやるしかない」

トレイルランの普及、そして東北の魅力再発見。2つの思いは参加者にも届いています。

女川町での大会に参加した選手:
「すごく嬉しいですね。長野や関東じゃないとレースがないので」
「東北で初の100マイルと聞いて私も100マイル初挑戦なので、このレースに出たいなと思った」
「女川には この大会きっかけでよく来るようになった。すごく街も綺麗だし、山も海も堪能できてすごく楽しい」