第三者委は怒っている?求められる斎藤知事の対応は?

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 このような第三者委の調査結果に、法政大学大学院の白鳥浩教授は「全ての見解が知事にとって厳しい評価となった」「第三者委は怒っているとすら感じた」という見解です。

 では、第三者委の調査結果を受けて知事や議会はどうしていくべきなのでしょうか。報告書では、最後に「まとめに代えて」として以下の記載があります。
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 ■百条委の改善・提言に対し報告書を正面から受け止める姿勢を示していない
 ■組織のトップと幹部は、自分とは違う見方もありうるという複眼的な思考を行う姿勢を持つべき

 この記載について川崎弁護士は…

 (川崎弁護士)「今回の委員会が何のためにあるのかということも考えないといけない。第三者委は斎藤知事の悪いところを指摘するための委員会ではなくて、兵庫県が良くなるために作られた委員会。もしトップによくないことがあるならそれは改めましょうと。議会でできている百条委員会とは客観性が異なる。第三者委の報告を斎藤知事がどのように受け止めていくのか。よりよくしていくためにはどうするのかが重要になってくる」