「出汁」も「梅干し」もシートに!
さらに、『橋口加工食品研究所』(長崎市)が開発したのは、「カツオ出汁」と「梅干し」のシート。(※3月現在、長崎市のふるさと納税返礼品でのみ取り扱い)
こちらも寒天を使った厚さ0.2㎜のシートで、薄くて柔軟性があるので使い方は様々。

金色の透明フィルムのような「カツオ出汁シート」を一緒に巻いて卵焼きにすれば、優しい出汁の味わいが卵に広がります。
熱々のご飯に刻んだシートをのせて、お湯をかければカツオ香る出汁茶漬けに。

「梅干しシート」は、鶏肉と大葉と一緒に巻いて揚げれば、鶏肉の梅しそ巻きが完成です。

原部員:
「梅の酸味と爽やかな香りが広がりますね。簡単に巻けて時短になりますよね」
「巻く」ふりかけで“カラフル”おにぎり
そして、オレンジや緑などカラフルな「味付きシート」も登場。
100年以上にわたってふりかけを手がける『田中食品』(広島市)が開発した「巻くふりかけ」(15枚・1620円)です。

板海苔のようなシートで、オレンジ色が鮮やかな「鮭」、ワインレッドの「赤しそ」、新緑カラーの「広島菜」の3種類。
1枚の大きさが約20cm×約9.5cmなので、おにぎりにぐるりと巻くのはもちろん、巻き寿司の中に挟んだり、折り紙のように折って箸置きにも!
切り抜きアレンジができるので、カラフルなお弁当も作れます。

しかしなぜ、ふりかけをシートに?
田中孝幸代表:
「アニメの中で日本食やおにぎりを食べるシーンがあり、おにぎりが海外でブームになっている。海苔の色が濃いものより、色が鮮やかなものの方が好まれやすい」

また、ふりかけは「ご飯のお供」という固定観念が強いため、シート状にすることで料理に幅広く使ってもらう狙いもあるといいます。

進化する「食品シート」。今後も、様々なシーンで活躍しそうです。
(THE TIME,2025年3月18日放送より)