土地取引の目安となる土地の価格=地価が18日に公表され、福島県内の地価の平均は、4年連続で上昇したことがわかりました。住宅地、商業地ともに、上昇傾向にある一方で、災害の影響がいまも続いている地域もあります。
地価公示は、国土交通省が毎年1月1日時点の土地の価格を公表するもので、福島県内では434地点が対象となりました。18日に公表された結果によりますと、県内の地価は、平均で0.9%上昇し、4年連続で上昇しました。
住宅地で最も高かったのは、郡山市神明町で、1平方メートルあたり13万6000円でした。
価格が最も上昇したのは、去年に引き続き、郡山市日和田町で8.9%でした。
一方、下落率が最も大きかったのは、いわき市内郷内町のマイナス6.5%で、おととし9月の台風13号で被害を受けた影響とみられています。
また、商業地では福島市、郡山市、いわき市、変動率、平均価格ともに上昇しました。
県は、コロナ禍から人の流れが回復したことや、都市部での再開発事業が進んでいることなどが、上昇の要因とみています。














