「うどん県」や「温泉県」などのPRありますよね。
ここにきて日本有数の蕎麦どころ長野県が本気で「そば県」を目指すと発表しました。一体なぜなのでしょうか。

長野が「そば県」を目指す背景…なぜランキング1位になれない?

山内あゆキャスター:
長野がそば県を目指す背景には、日本蕎麦保存会による「おいしいそば産地大賞2023」というランキングが影響しているそうです。

▼1位は「越前そば」が有名な福井、▼2位は「わんこそば」がある岩手、▼3位は「出雲そば」で知られる島根という結果でした。ここに長野は入ってこなかったということで、さらなるそば県としての認知度を目指すということです。

井上貴博キャスター:
長野はそばのイメージありますが…。

山内キャスター:
また、総務省による家計調査では「そば・うどんの消費量」というデータがあり、そばとうどんはなんと一緒くたにされています。

<そば・うどんの消費量>(総務省 家計調査)
●1位:高松市…22077g
●2位:山形市…16721g
●3位:長野市…16228g
●4位:大津市…15864g
●5位:京都市…15608g

こうした状況に、そば県を目指す長野では、3月15日に「信州『そば県』推進協議会」が発足しました。長野県の担当者は「信州そばのブランド力にあぐらをかいたままではいけないのではないか」としています。

今後は、▼新メニューの開発、▼後継者問題の解決、▼蕎麦打ちの技術向上などにより、「長野=そば県」を目指したいということでした。

ホラン千秋キャスター:
わんこそばも出雲そばも、特殊な食べ方というか、スタイルがありますよね。一方で信州そばはスタイルというより、その土地のそばのおいしさのブランド力のようなところがあるため、「長野=そば県」とイメージしづらいのかなと思いました。

産婦人科医 宋美玄さん:
他の名産もそばと一緒にプッシュしてもよさそうですね。