今年の春闘も好調なスタートとなりました。第1回集計で平均の賃上げ率は5.46%となり、去年を上回り、34年ぶりの水準です。
連合 芳野友子 会長
「本日の結果は新たなステージの定着に向けてのスタートライン。これからが本当の正念場であると考えております」
きょう、労働団体の連合は今年の春闘で初めての集計結果を発表。定期昇給と基本給を引き上げる「ベースアップ」などを含んだ賃上げ率は平均で5.46%でした。去年の同時期を0.18ポイント上回り、2年連続の5%台です。
▼トヨタ自動車や▼日立製作所、▼東急などの大企業では、好調な業績を背景に満額回答が相次ぎました。
連合 芳野友子 会長
「実質賃金がなかなか上がってこないという状況はありますけれども、これからまた集計重ねていきますから、今後に期待をしたい」
賃金の伸びが物価の上昇を上回らない状況がつづき、去年1年間の実質賃金は3年連続でマイナスに。今年こそ、実質賃金はプラス基調に転じるのか。
野村総合研究所 木内登英エグゼクティブ・エコノミスト
「物価のトレンドの方が賃金のトレンドを上回る状況、しばらくは実質賃金は下落が続く」
来月値上げされる食品は4000品目にも上る見通しで、まさに“値上げラッシュの春”が家計を直撃。実質賃金は物価高が落ち着きだす夏ごろになって、ようやくプラスが定着する見通しです。
ただ、それでもプラス幅は小幅にとどまり、個人消費の回復は限定的だといいます。
注目の記事
高市政権の物価高対策に野党から不満の声 与党は“物価高対策”を提言「重点支援地方交付金」とは【Nスタ解説】

【独自】八丈島・土石流被害の教職員住宅は「土砂災害特別警戒区域」指定も都は入居者に説明せず 2度の改修要求も工事は行われず「ちょっと間違えば死んでいた」 台風22号・23号

20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「ChatGPTと結婚しました」AIからプロポーズされ結婚式を挙げた女性(32)「相談していたら親身になってくれた」一方で葛藤も…【岡山】

「タバコがクマ対策に使える?」「大声を出すことは有効?」クマによる人的被害を防ぐ基本のQ&A 正しく知って無駄な衝突をしないために

デマと誹謗中傷飛び交った宮城県知事選「悪行14選」拡散した男性は? 誤情報でかすんだ政策論争【報道特集】









