「オリーブ」に続いて「アトリエ」。「貯蓄から投資」の流れのなか、きょうオープンした新しいスタイルの銀行の店舗、どう活用できるのでしょうか。
突然ですが、みなさん、最近銀行に行きましたか?
30代
「振り込みとかスマホで完結するから、子どももいたりするとなかなか行けない」
20代
「行かないです。会社入るときに色々手続きをして、そこで結構、時間がかかったイメージ」
“店舗離れ”のなか、メガバンクの一角がきょうオープンしたのは…
みずほ銀行 加藤勝彦 頭取
「お客様に真っ白なキャンバスに一人一人の未来を描いていただきたい」
新しいカタチの個人向け店舗。その名も「アトリエ」。広さは通常の3分の1程度ですが、印鑑や通帳を使った手続きはゼロ。待ち時間を短縮します。
さらに…
記者
「こちらの店では、15時以降や土日でもタブレットなどを使って、気軽に投資について相談できます」
家族構成や趣味、今後の計画などを選択して、将来必要な資金がわかる簡単なシミュレーションはもちろん、金融商品の購入までOK。
70代
「普通の銀行だと何となく相談しづらいけれど、この店舗ならすっと相談ができる」
人生100年時代。老後の備えや物価高に対抗するため、「貯蓄から投資へ」の動きは広がりを見せています。
20代
「(NISAは)月5000円で、あとは自分が好きな株を買うくらい。(最初は)全部自分で調べました」
「NISAを月々1万円くらい。親に言われた影響もある」
実際、去年1年間でNISAの口座数は400万以上増えていて、買い付け額は17兆円を超えて前の年の3.3倍にも上ります。
気軽に資産運用の相談をしてほしい、という狙いの新店舗。実はその背景には、日銀のマイナス金利解除で、17年ぶりにやってきた「金利のある世界」も関係しています。
貸し出しで儲ける銀行は元手となる預金を集めるため、客との接点を増やす目論見が。
すでに三井住友では、スターバックスを併設した「Olive LOUNGE」や個人向けの小型店舗「ストア」を展開し、三菱UFJもこの秋、およそ20年ぶりに新店舗を出店する予定です。
「銀行」のお堅いイメージを脱却し、客の心をつかめるのでしょうか。
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