業績悪化に陥っている日産自動車は、今月末で内田誠社長が退任する人事を決めました。

日産自動車 内田誠 社長
「私に対する経営責任を問う声が社外だけでなく、弊社の従業員からも出てくるようになりました」

内田社長の在任期間の5年あまりで日産は販売台数が4割減少。業績不振の責任をとる形です。また、ホンダとの統合協議が破談となったことも影響したものとみられます。

日産自動車 イヴァン・エスピノーサ次期社長
「日産はこんなものではないと心から信じております」

後任の社長には、商品企画の責任者、イヴァン・エスピノーサ氏が起用されます。

ただ、これについて、日産の幹部の中からは「これまで経営の意思決定に大きく関与してきた社外取締役が責任を取らないのはおかしい」などとして、抜本的に経営を刷新すべきとの声が上がっています。