化粧品会社の代理人「どんどん出されると止められない」
こうした中、大阪府警は偽化粧品の販売に対して取締りを強化しています。
ただ、今年に入ってから警察が摘発に乗り出したケースでは、偽化粧品は中国から発送されていました。犯罪グループの拠点は中国にあるとみられていて、事件の全容解明は困難だといいます。
ネット上に溢れる偽化粧品。化粧品会社の代理人を務める弁護士は、偽物とみられる商品があった場合、ネットショップ側に削除するよう求めていますが、追いつかない状況だといいます。
(IP FORWARD法律特許事務所 鷹野亨弁護士)「(ネットショップに)最低限の審査で通ってきて、権利を侵害しているとか模倣品かどうかまではチェックをされずにたくさん出ている状況かなと思っていまして、企業・権利者・ブランド・メーカーでチェックするのはほぼ不可能。こういった中で、プラットフォーム側でどんどん出されていくと止められないという状況になっています」
中には健康被害も出ているという偽化粧品。利用者側も細心の注意を払う必要がありそうです。