“市場介入”難しい? コメ独特の事情
藤森祥平キャスター:
価格が下がる気配が見えてきません。通常ですと、物の値段は需要が上がれば上がるほど高まる。
コメの場合は「上がりすぎたから備蓄米を放出すれば下げることができるのではないか」と言われていますが、通常の市場原理とコメは違いますか?

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
そうですね。最初は、インバウンドや輸送費が増えたりして上がり始めたんですね。そうすると何が起きるかというと、業者からすれば、1か月後に高く売れるのだからもう少し待とうとなります。それが各地で起き、(コメの値段が)じわじわ上がっていきました。
2024年の秋、9月10月頃の段階で放出していれば下がったかもしれませんが、逆に下がりすぎると生産者にとってダメージがあります。
コメはある意味では非常に政治的なもので、生産者が困ることは、いまの自民党農政からするとなかなかやりにくい。そのため、放出が遅れてきてしまった。そのうち値段が上がってきた。
政府の放出は本気かどうか、価格が下がってもいいから放出を続けるのかどうかをみんなが見極めている段階。
藤森祥平キャスター:
政府はそれほど生産者の方に向き合わないといけないのですか。
星浩さん:
生産者が大事だとなり、放出もほどほどにしておこうとなれば、「本気ではない」と、また(値段が)上がります。そうするとコメの値段は下がらない。政府の本気度が問われてくると思います。
藤森祥平キャスター:
歯止めはかかるんでしょうか…
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<プロフィール>
星 浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年














