特集はこの春から大学生とプロラグビー選手の二刀流に挑むこの人です。長崎南山高校の本山佳龍選手。国内でもほとんど前例がない挑戦を決めた本山選手に、これからの目標を聞きました。

長崎南山高校・背番号3、本山佳龍選手。

去年の県大会決勝では相手のタックルをパワーでねじ伏せ、圧巻のトライを決めました。

Q・自分の強みプレーの強みは?
本山選手「フィジカルと運動量です」

身長188センチ、体重118キロ。世代別の日本代表にも選ばれてきた本山選手。今月高校を卒業し、4月からは大学に通いながらプロとしてのキャリアもスタートさせます。

大学ラグビー未経験でプロチームと契約するのは県内の選手では初めてです。

春から大学生とプロラグビー選手。

本山選手「自分の目標が日本代表100キャップ(100試合出場)なのでもう率直に自分が強くなれるところを選んだ」

本山選手は川棚町出身でラグビーを始めたのは小学2年生のとき。中学までは相撲でも活躍し全国大会にも出場しました。

角界でも注目の存在でしたが高校からはラグビーに専念。2年生のときには聖地・花園でもプレーしました。

本山選手「メイングラウンドでやれたこともとても自分の人生にとっても財産ですし、ラグビー人生の自信にもなりました」

長崎南山の久保田監督の紹介をきっかけに今回、入団が決まったのが「静岡ブルーレヴズ」です。

静岡ブルーレヴズ広報・笠原翼さん
「体の大きさ、それを活かしたボールキャリー。高校生でと考えるとかなり(評価した)」

レヴズは国内ラグビーリーグ「リーグワン」の最上位カテゴリーのチームです。

スクラムなどフォワードを起点としたプレーを強みにしているため、本山選手には大きな期待を寄せています。

笠原さん「日本を代表するようなプロップ。ゆくゆくは桜のジャージーを背負って世界を圧倒できるようなスケールの大きい選手になって頂きたい」