八戸工大一高校の監督として、春夏合わせて甲子園に5回出場した山下繁昌さんが八戸工業大の新たな監督に就任し、会見で「やるからには当然1位を目指す」と全国大会出場を目標に掲げました。
3月に就任した八戸工大の山下新監督は6日、八戸市内で会見に臨み、現在北東北大学リーグ2部に所属するチームを指揮する思いを語りました。
八戸工大 山下繁昌 新監督
「この年ですからワクワクというのはないんですけれども、ちょっと熱い思いというか、やってやろうという気持ちになったのは事実です」
山下新監督は兵庫県出身の70歳。
日大卒業後の1978年に八戸工大一高校の職員となると、1983年の夏の甲子園を皮切りに春夏合わせて甲子園に5回出場。1987年の選抜では2勝し、県勢31年ぶりのベスト8に導きました。
2021年には名久井農業の監督を務め、この夏まで指揮を執るなど、県内高校野球界を牽引してきました。
その名伯楽が古希を迎えて選んだのが「大学野球の舞台」。
大学野球は春と秋の2リーグ制ですが、2018年春のリーグを最後に1部から遠ざかり、2部に沈む八戸工大を立て直し、再び全国舞台を目指します。
八戸工大 山下繁昌 新監督
「よく何年計画とかありますが、学生には、もう1年勝負だと。やるからには当然1部の1位です。できれば神宮(大会)とかですね。そんな夢もやっぱり当然あります」
山下新監督は、4月中旬に始まる北東北大学リーグ2部で初陣を迎えます。