この冬の豪雪による被害の実態が、明らかになってきました。青森県津軽地方のリンゴ園を県がサンプル調査した結果、この秋の収穫量が半減するとみられる木は全体の4%にのぼると推定されることが明らかになりました。
これは、6日に開かれた県議会一般質問で、自民党会派の大澤敏彦議員の質問に対し県側が説明しました。
県は、2月25日に津軽地方のリンゴ園の36地点でリンゴの木570本を調査しました。
その結果、被害が深刻でこの秋の収穫量が半減するとみられるのが全体の4%。被害は大きいものの補修すれば回復が見込めるのが11%と推定されました。
ただ県は、今回の調査について木を植える間隔が狭い高密植の樹木は雪が深く十分に調査できず、全容の把握にはまだ時間がかかるとしています。
これを受け、宮下知事は被害農家への支援へ早急に乗り出す考えを示しました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「国による支援の動きも見定めながら、被害にあわれた生産者の皆さまの再生産に向けた支援策について今定例会の会期中における補正予算対応も含め、検討してまいります」
宮下知事は、この冬の豪雪による被害に関する補正予算案を7日の県議会で提案する予定です。