トライアルの魅力は“IT技術” レジ付のカートで袋詰めの必要なし クーポンを逃さない仕組みも

小林キャスター:
トライアルの魅力の一つが、IT技術を使っていること。専用のプリペイドカードやアプリで個人認証をして、商品のバーコードを自分でカートに読み取らせて、買い物かごに入れる。その後専用ゲートを通れば決済が完了します。精算はわずか30秒ほど。
マイカゴも販売しているので、カートにマイかごを乗せれば、そのまま袋に詰めずに車に行けるので、すごく時短になる。
井上キャスター:
時短にもなりますし、専用プリペイドカードをお客さんが取らなくてはいけないということは、店側からすると全データを集約できることにもなりますね。

小林キャスター:
さらに主婦としては嬉しい情報が…タブレット上にクーポン一覧が表示されます。商品をスキャンすると自動でクーポンを知らせてくれるので、「あのクーポンあったんだ」と逃すことがない。お得に買い物をすることができるというのも魅力の一つのようです。
ホランキャスター:
クーポンもそうですし、安さは本当に驚愕でした。物価高の今では難しいかもしれませんが、あの安さを都内や首都圏、西友がある店舗で実現してくださるのであれば願ったり叶ったりですね。
星浩さん:
こういう形でどんどん流通業界の再編が加速すると言われているので、第一歩になると思います。
井上キャスター:
元々アメリカのウォルマートが西友に目をつけたときにトライアルを大変評価高く評価してたという話がありますが、首都圏では今、オーケーやロピアも急成長している。そことやり合うことで吸収合併が進むのか、戦国時代になりますね。
星浩さん:
そこも実はアメリカのヘッジファンドなどが狙っていますから、海を越えて再編や吸収合併が進む可能性もあります。円が安いのでアメリカからすると日本の会社はお買い得なんです。
ホランキャスター:
特徴が尖れば尖る分、消費者としては「ここに行けばあれがある」「ここはあれが強い」ということが分かりやすいので、より選んでもらえる部分にはなると思います。西友がどう変化していくのかも含めて、ぜひ行きたいなという気持ちでいっぱいです。
井上キャスター:
スーパー業界だけでなく、セブン&アイ・ホールディングスもこれから大きく変わりそうだということで、コンビニエンスストアも含めた業界再編が進みそうです。
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<プロフィール>
星 浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年