石川県の特産品を集めた恒例の「加賀百万石のれん市」が4日から鹿児島市の山形屋で始まりました。能登半島地震の影響で去年は出店できなかった店が、今年は復活しました。
脂ののった能登牛が入った弁当に、鮮やかな色づかいの九谷焼。
4日から山形屋で始まった、石川県の旬の食材や工芸品などが集まる「加賀百万石のれん市」です。能登半島地震の影響で出店が減った去年に比べ5社多い、55社・およそ1500の商品が並びました。
Q.きょうは何を買いました?
(買い物客)「和ろうそくを。好きで。もともと和ろうそくが好きだから、鹿児島にないので」
のどぐろや鯖など石川の海の幸が並ぶ「能登揚げ浜マルサカ」。去年の地震の揺れと土砂崩れで珠洲市にある工場が全壊、店舗は半壊し、去年は出店を見送りました。
(能登揚げ浜マルサカ 中谷光博社長)「収穫量も減っているが(魚を)とる人もいない、とれる範囲も変わってきているので、かなり変化がある」
会場には、石川の食以外にも…
(レポーター)「能登半島の職人が手掛けた、珠洲焼や輪島塗が堅牢優美に並んでいます」
こちらのブースは、地震の後、生産が難しくなった伝統工芸・輪島塗と珠洲焼の魅力を伝えようと、今年初めて出店しました。
(漆芸・沈金 芝山佳範さん)「新しいものがつくれない。輪島の地から離れて作業している。復興しながら輪島塗ができるように頑張れれば」
(買い物客)「早く復興してほしい。少しでも何か役に立てたらなと」
加賀百万石のれん市は、今月10日まで山形屋で開催されています。会場には能登半島地震の被災地支援の義援金箱も設置されています。