鹿児島県内の先月の有効求人倍率が1.09倍となり、2か月連続で低下しました。物価高や人件費の上昇が背景にあるとみられます。
鹿児島労働局は4日の定例会見で、県内の先月の有効求人倍率は1.09倍となり、前の月から0.02ポイント低下したと発表しました。低下は2か月連続で、去年の同じ月と比べても0.09ポイント下回っています。
建設業や製造業などほとんどの業種で低下していて、要因について鹿児島労働局は「人手不足が続くものの、物価や人件費の上昇で求人を控える動きが続いているため」とみています。
今月1日から来年度卒業の大学生や短大生の就職活動も始まった中、求人数が求職者数を上回る状況は今後も続くとみています。