能登半島地震で被害を受け、修繕が進められていた石川県七尾市の能登演劇堂で、震災後初めてとなる舞台「まつとおね」が5日から上演されます。
復興への祈りを込めた熱演を繰り広げるのは、吉岡里帆さんと蓮佛美沙子さんの2人です。
七尾市の能登演劇堂で5日から始まる「まつとおね」の公演を前に、4日、ダブル主演を務める吉岡里帆さんと蓮佛美沙子さんが最後の調整を行いました。

「まつとおね」は、戦国時代に天下統一を果たした豊臣秀吉に仕えた前田利家の正室「まつ」と、秀吉の正室「おね」が、夫を献身的に支えながら激動の時代を生き抜いた姿を描く物語です。
まつを演じる吉岡里帆さん「舞台を打てるという現実が復興の第一歩になると私は信じている。エンターテインメントが人を活気づけるということを重要視。その思いが届いたらいいな」

おねを演じる蓮佛美沙子さん「公演自体していいのだろうかという葛藤があったりいろいろな迷いがあった。やれることが一つでもあるのなら、そこに懸けたいと今ここに立っている」

能登半島地震復興祈念公演「まつとおね」は、5日から23日まで上演され、初日は吉岡さんと蓮佛さんが舞台挨拶に立ちます。