埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故。専門家は道路陥没は全国各地で起こり得ると指摘します。過去には富山県内でも起きていました。陥没のメカニズムや自治体に求められる対策について、専門家に聞きました。

1月28日に埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故。

事故発生当時、直径約5メートルだった穴は最初にできた穴がどこにあったかわからないほど広がりました。

発生から1か月が過ぎた今も転落したトラック運転手(74)の安否は分かっていません。

下水道管の破損が原因とみられる今回の道路陥没。

道路陥没に詳しい芝浦工業大学の稲積真哉教授は――

芝浦工業大学 稲積真哉 教授
「一つは下水道管の存在、軟弱地盤の存在。下水道管の上部または、周りのいわゆる地盤が非常に柔らかかった。この2つの条件は全国各地でみられる条件。富山県でも当然起こり得る危険性・可能性はある」