地元銭湯「従来あったものが無くなっちゃう喪失感」
衝撃は地元に広がっています。「飛騨牛乳」を販売してきた高山市の銭湯「ゆうとぴあ稲荷湯」は。
(稲荷湯 中村逸郎店主)
「やっぱりさみしい。残念がるお客さんが多い。従来あったものが無くなっちゃうので喪失感がありますね」


高山市の自家製ヨーグルト専門店「飛騨高山CowCowヨーグルト」は、全てのヨーグルトに「飛騨牛乳」を使ってきました。
(客)
「こちら(のヨーグルト)も無くなるかもしれない?そうなんですか」
(飛騨高山CowCowヨーグルト 奈木尚美代表)
「皆さんが飛騨牛乳で育っているのでさみしいです。(飛騨牛乳は)まずコクがある、酸味が少ないので皆さんに喜ばれている。他の牛乳でもいっぱい試してみたんですけれど、飛騨牛乳じゃないと出せない味」


代表の奈木さんは、他のメーカーの牛乳30種類以上を試したものの、「飛騨牛乳」に勝るものは見つからず、ヨーグルトの製造販売を一時休止することに。今後は自家製のココナッツミルクやアーモンドミルクなどを使った、新たな商品を作る予定だということです。