負債総額26億円「事業計画が甘かった」
(飛騨酪農農業協同組合 岩長明宏組合長)
「飛騨牛乳をご愛用いただきありがとうございました。弊社の事情でブランドが姿を消すことは痛恨の極みで申し訳ない気持ちでいっぱい」
「飛騨牛乳」を製造販売するのは、「飛騨酪農農業協同組合」。高山市と下呂市の11の酪農家が加入し、これまで40種類以上の商品を手掛けてきました。ところが…。

(岩長組合長)
「新工場建設が転機になったと言わざるを得ません。建設費用が膨れ上がったことと事業計画が甘かったことは否定できません」
2009年に移転した工場の建設費用が膨れ上がったほか、酪農家の減少や、エサの価格高騰なども追い打ちとなり、負債総額は26億円あまりに。工場を閉鎖せざるを得ない状況になり、3月20日に商品の製造を終了し、3月末に組合を解散する予定です。

