当初は「発車ベル」駅メロが誕生した理由は?

小林キャスター:
そもそも、なぜ駅メロが誕生したのか歴史を見ていきます。

当初は、発車ベルやブザーを使用していましたが、嫌悪感・騒音感など批判が噴出しました。そこで1989年に渋谷駅・新宿駅で駅メロを導入し、これまで、たくさんの駅メロが誕生してきました。

多くの駅で採用された「SH2(エスエイチ ニ)」(1993年作曲)は、約60駅100ホームで採用されています。(※2024年10月時点)

「SH2」を作った作曲家・ギタリストの塩塚博さんは「聞き飽きなく、さわやかな響きを持つ曲。10秒のなかに起承転結が感じられる楽曲」としています。曲名の「SH」は塩塚博さんのイニシャルです。

今後、ワンマン運転区間で使用されている「Water Crown」に変わるということで、鉄道ファンの赤木慶都さんは「SHシリーズと並んで最もメジャーと言っても過言ではない」と話します。

また、今後は「Water Crown」と「Gota del Vient」の2曲となり、上り・下り・内回り・外回りなど、振り分けて統一されるということです。