大喜さんが亡くなった現場には、今年も多くの花や大好きだった馬の置物が供えられています。

おととし、県内で発生した飲酒運転による事故は35件で、1人が亡くなっています。(前年比件数+-0件、死者-1名)

全国でも事故は後を絶ちません。先月は、大学受験のため福島を訪れていた大阪に住む19歳の女性が、飲酒運転の車にはねられ亡くなりました。

(宮崎さんの父親)「(被害女性の)両親の悔しさや悲しさを考えると、本当に苦しい限り。啓発活動だったり、そういう形だけじゃ、なかなか厳しいところはあるのかなと、残念に感じている」

大喜さんの母親です。証人尋問に大喜さんの写真や遺品の携帯電話を持参し、「息子の命や犯した罪に真剣に向き合ってほしい」と男に直接、訴えました。

(大喜さんの母親)「謝罪の言葉がほしいわけではない。(証人尋問で)『すみません』と言っていたが何も響かなかった、私の心には。宮崎大喜っていう人間がどんな人間だったのか。顔をやっぱり彼には覚えていてほしい。少しずつ傷口にかさぶたをつくっていくような4年間で、いろんな思いに折り合いをつけてきて、別のいい感情を少し持てるようになってきているという実感が少しある」

事件から4年。民事裁判の判決は夏までに出る見通しです。