現存する最古の天気図(1883年3月1日)
そして1883年2月16日から毎日1回、朝6時に気象電報を全国から収集出来るようになり、その日から東京気象台で天気図が作製されました。印刷配布が始まった1883年3月1日の天気図は「最古の天気図」として保存されています。各地の観測値と風の強さ、高気圧、低気圧などが書かれています。
1884年には天気予報も…自然災害から国民を守るための大きな一歩に
天気図が作られるようになって約3か月後の1883年5月26日には初の暴風警報が発表されました。
また1884年6月1日には毎日3回の全国の天気予報の発表が開始されたのです。最初の天気予報は「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ但シ雨天勝チ」という日本全国の予想をたった一つの文で表現するもので東京の派出所などに掲示されました。当時は収集した気象データを基に大まかな予報でしたが、自然災害から国民を守るための重要な一歩でした。














