■全国旅行支援スタートも複雑… 専門家に聞く 注意点は?
小川彩佳キャスター:
航空旅行アナリストの鳥海高太朗さんにうかがいます。

国山ハセンキャスター:
まず制度の中身を整理します。11日から始まる全国旅行支援ですが、対象は東京都を除く46道府県です。東京への旅行の適用は、20日開始となります。割引率は、宿泊旅行代金の40%までとなっています。

割引の上限額は、宿泊のみの場合は5000円。交通費込みの商品は8000円。これに加えて、旅行先で使えるクーポンが休日なら1000円分、平日ですと3000円分付与されるので、最大で1人1泊1万1000円補助されることになります。

利用する際には、本人確認証と3回の新型コロナウイルスワクチンの接種歴、もしくは陰性証明を提示する必要があります。ただ12歳未満の子どもは同居する親などが同伴する場合、これらの証明は不要ということです。本人確認書に関しては必要ということになります。
小川キャスター:
かなり大きな割引になりますけれども、予約する際の注意点はどういったところにありますか。

鳥海高太朗さん:
新規の予約は11日からということですが、旅行会社によって準備がまだできていないということで、ある県では販売できるけど、ある県の販売はもう少し後になるということがあるので、利用予定の旅行会社のホームページを確認しておくことが必要です。
特に既存の予約をされてる方は、宿泊施設に問い合わせても、基本的には予約を取った旅行会社や予約サイトでの取り扱いになります。何かあったら予約をしたところに問い合わせをすることになりますが、そこがまだ詳細がわからない、回答できないということもありますので注意が必要です。
あとやはり取材してると予算枠がどうしても足りない、既に予約している人だけで枠がいっぱいになっている。
これは、予算は国としてはふんだんにあるんですけれど、旅行会社や予約サイト、宿泊施設、それぞれ配分のバランスが取れていないというケースもあります。しかし、追加の予算が出る可能性も十分にありますので、すごく急がなくても良いのですが、スタート時点で販売ができないということはあるのかなと思います。
小川キャスター:
取っ掛かりとしては、まずは旅行会社のサイトにアクセスするというところからですか?
鳥海さん:
一番簡単なのは、旅行会社の予約サイトのホームページにいって初めから旅行支援の割引が適用できるというふうになれば、間違いなく安心して予約することができるので、11日以降ホームページを見て、いつ販売開始かというのを見ながら予約するといいと思います。
小川キャスター:
でも、11日はアクセス集中しそうですね。
鳥海さん:
販売開始したところからかなり予約が入ってくると思います。
また、11日にチェックインする人で使える人と使えない人が出るかどうかがありますので、フロントが混乱する可能性もあるんじゃないかと思いますよね。














