■制度の呼び名もワクチンのルールも自治体ごとにバラバラ
2年前の「GoToトラベル」は全国一律でしたが今回の「全国旅行支援」、実は自治体によって呼び名が異なります。

利用するには3回のワクチン接種歴か陰性証明を提示する必要がありますが、宮城県など一部の自治体は、県内の人は2回目のワクチン接種から14日以上経過した人も対象になるなど自治体でルールも異なっているのです。
そこで全国でホテルを展開する星野リゾートはある決断をしました。
星野リゾート
「10月11日からの実施は断念し、10月25日宿泊分から全国旅行支援の実施を検討しております」
理由は、対応が間に合わないためだといいます。
星野リゾート マーケティンググループ マネージャー「旅行者目線で見た時に星野リゾートの各ホテルであっても一律ではない。『こういうふうに予約をとってください』というのがエリアであったりホテルごとに変わってしまう。シンプルにスムーズにお伝えする方法はどういった方法がいいのか、今一番頭を悩ませて考えているところです」
そのため、星野リゾートは準備が整った施設から販売を開始。静岡にある温泉旅館「界 伊東」は13日正午から予約を受け付ける予定だといいます。

界 伊東 総支配人
「こちらのお部屋が最大で8名様までご宿泊いただけるお部屋でございます。おひとり様5000円割引になりますので(8名だと)全部で4万円宿泊費から割引される」
界 伊東 総支配人
「準備は大変な面ももちろんありましたが需要の底上げという意味では私たちの業界にとっては非常にありがたい仕組みですので、観光業界がより活気づけばいいなと感じています」
11日から外国人の個人旅行の解禁など水際対策も緩和されます。全国旅行支援と合わせて地方経済の起爆剤となるのでしょうか。














