オシャレや目立つためにヘルプマーク!?
誕生から10年が経ち、普及が進むヘルプマーク。
外見ではわからなくても、障害や病気で支援が必要なことを知らせるサインです。
しかしいま、ある問題が浮上しています。
ネット検索で「ヘルプマーク」と打ち込むと、予測変換で出てきたのは「ヘルプマーク 可愛い」「ヘルプマーク 悪用」といったワード。
ヘルプマークは一体どのような使われ方をしているのか。
街で若者に尋ねてみると。
(16歳高校生)
「あ、知っています。TikTokで地雷系の人が”病んでます“とアピールするのに使われているのを見た」
「オシャレ」や「目立つため」にヘルプマークを付けている人がいるというのです。
2022年9月にSNSに投稿された動画には、ヘルプマークを付けた女性が被災地の支援を呼びかける募金箱が設置された銅像にまたがり、踊る様子が。
投稿には多くのコメントがつき、「ヘルプマークはまるでアクセサリーだ」「オシャレとして付けてそう」といった批判が相次ぎました。

この動画が撮影されたのは東京歌舞伎町の広場。
真偽を確かめるため、記者は東京・歌舞伎町へと向かいました。