「申請された方々には申し訳ないとしか言えない・・・」
なぜ関市は放置していたのでしょうか。
(大石)
「最初の段階でなぜ止まってしまったんですか?」
(関市の担当者)
「いろいろさかのぼって調査をしたのですが、最終(県に)出したという確認などができていなかったことが分かりました」
さらに関市は、他に5人の救済申請を同じように放置していたのです。
(大石)
「1年半放置したことについて、どのような思いなのでしょうか?」
(関市の担当者)
「申請された方々には申し訳ないとしか言えなくて、市ができることとしては早急に県への提出を進めましたし、本当に最短で見てもらい、国にも早急にという意見付きで出してもらえました」
救済申請は、患者自身がカルテなど必要書類を集めて市町村へ提出します。
調査委員会の検討を経て、県、そして国へ送られ審査会で結果が出ます。
ワクチン接種後の体調不良を訴える患者の会が2023年から行った全国調査では、回答があった12府県の平均で審査結果が出るまで平均491日、1年4ヶ月余りかかることがわかりました。

女性のケースは速やかに国へあげられたということですが、結論はまだ先になる見込みです。