救済申請を1年半も放置していた岐阜・関市

(大石)
「身体障害者診断書・意見書には『両上下肢の著しい障害。原因となったのは筋痛性脳脊髄炎』と書いてあります」

(母親)
「この病気は治療法がないんですが、ずっと症状緩和の薬を飲み続けないと、痛くて、だるくて生活できない」

(大石)
「改善の兆しは見られないですか?」

(母親)
「改善の兆しは見られない。むしろ発症した時よりもちょっとひどくなっています」

障害の重さから、女性は障害者手帳1級の認定を受けました。
国の予防接種健康被害救済制度にも申請しました。ところが…

(母親)
「申請して1年半たつけど、と思って保健センターに問い合わせたら、『実は申請書類が出されていませんでした』と言われた」

関市は、女性の申請を受理した後、岐阜県に送らず1年半も放置していたのです。