購入したマンホールのふた=“守り神”?

長岡市に住む山本正明さん・節子さん夫婦は去年、高い倍率を勝ち抜いて抽選販売でふたを手に入れました。

山本正明さん(79)
「(入手できて)『やったね!』って感じだった。やっぱり長岡だから、花火と悠久山の桜と火焔土器。重さと大きさで“よそにあまりない”というか…持っている人はいないなと思って」

マンホールのふたの“珍しさ”に惹かれた山本さん。実は、新しいものから古いものまでさまざまな芸術品を集めるコレクターです。

『我楽庵(がらくあん)』と名付けた美術館のような自宅には、以前、営んでいた割烹の廃棄物で作ったアート作品に趣味の切り絵…そして妻・節子さんの流木アートなどが所狭しと並んでいます。

長年、長岡市の路上で雨や風に耐え抜いた重さ43キロのふたは、山本さんの手によってカラフルに染められ、玄関先のオブジェとして第2の人生を歩んでいました。

山本正明さん(79)
「“守り神”だと思ってさ、これだけ重たいとがっちりして末代まで残る」

正明さんの妻・山本節子さん(74)
「長岡名物がここに凝縮されているから」