新たな観光需要の喚起策「全国旅行支援」が、11日から東京を除いた46の道府県でスタートします。新型コロナの影響が続く旅行業界は大きな期待を寄せていますが、自治体ごとにルールが異なることから、不安の声も聞かれました。
◆3連休の最終日も多くの人

RKB植高貴寛「太宰府天満宮の参道です。少し肌寒いですが、店の前には多くの人が並んでいます」
3連休最終日の10日。福岡県の観光名所・太宰府天満宮は、県外からも多くの観光客が訪れにぎわっていました。

埼玉県からの旅行客「かなりお得になり、こんなことないので是非何回も利用したいと思います」
兵庫県からの旅行客「沖縄に行きたい。人数多いので、お得に行けたらうれしいです」
◆「全国旅行支援」11日に開始

旅行客が期待を寄せているのは、11日から始まる国の新たな観光需要の喚起策「全国旅行支援」です。公共交通機関を使う旅行商品の場合、1人1泊当たり8000円、宿泊のみの場合は5000円を上限に、代金の40%が割り引きとなります。さらに、買い物などに使える地域クーポン券が休日は1000円分、平日は3000円分配られるため、最大で1万1000円の補助が受けられます。

福岡県は、「新たな福岡の避密の旅」と題して、全国の旅行者を対象に11日から12月20日までの期間キャンペーンを実施します。

甘木屋 高田由美子さん「旅行客が、ちょっと関東の方が減り気味だったので、もしかしたらちょっとまた増えるのかもしれない。全国的に人の流れが良くなるのではないかと期待しています」