現在、日本に約4,000万人の患者がいると推定されている「高血圧」。“サイレントキラー”と呼ばれ、高血圧になると、脳卒中や心臓病など、生命に関わる重い病気のリスクが高まります。

収縮期血圧=いわゆる上の血圧が140以上160未満、または、拡張期血圧=いわゆる下の血圧が90以上100未満の「Ⅰ度高血圧」と言われる段階で、望ましいレベルの血圧の人に比べ、脳卒中や心臓病に、およそ3倍かかりやすいと言われています(※血圧の単位はすべて㎜Hg。以下、左の数字が上の血圧/右の数字が下の血圧)

健康を維持するための指標として、大事な血圧。日本内科学会総合内科専門医で、岩渕内科医院(静岡県沼津市)院長の岩渕直人医師は「血圧は変動が大きいものだから、家庭で血圧を測って、その値を記録しておくことがとても参考になる」と言います。