皆さんにかわいがってもらえるようなお酒、みんなのご褒美の一杯に

そして、19日、出来上がった「いすゞ美人」が、美郷町の甲斐酒店に届けられました。

(甲斐酒店 甲斐文代さん)
「私たちもも楽しみでした。地元の人たちのお声かけがすごくて、うれしいばっかりです、うれしいですよね」

昔のデザインをもとに作成されたラベルがついた「いすゞ美人」。

甲斐文代さんは、誰よりも復活を楽しみにしながらも、プロジェクトの途中で亡くなった甲斐香代子さん、そして先祖に「いすゞ美人」の完成を報告しました。

(甲斐酒店 甲斐文代さん)
「お母さんが承諾したから出来たんだよって。色んな人の努力や協力や、本当、プロジェクトが無かったら出来なかったですね、本当に。これが始まりだから、ずっと皆さんにかわいがってもらえるようなお酒になったらいいなと思います。みんなのご褒美の一杯になってほしいです」

多くの人が関わりおよそ3年をかけて作られた「いすゞ美人」。幻の酒が半世紀ぶりに復活しました。

「いすゞ美人」は、20日からの美郷町の宇納間地蔵大祭の期間中に、地蔵尊前の2軒の酒店で数量限定で先行販売され、早い人で早朝4時半から並ぶ人が出て、販売開始の時間には並んだ人だけで当日の販売数に達するなど大変な人気ぶりとなりました。

「いすゞ美人」は、今後、美郷町のふるさと納税の返礼品になるということです。

※MRTテレビ「Check!」2月19日(水)放送分から再構成