世界に3本しかない特異構造!日本唯一の吊り橋「旅足橋」

旅足(たびそこ)川と木曽川の合流地点を走る国道418号の旧道には、1954年(昭和29年)竣工の吊り橋「旅足橋」があります。
主塔の間をわたるケーブルから垂らしたロープで橋桁を吊って支える一般的な吊り橋に対し、「旅足橋」は両サイドに付けられた鋼材の骨組みを吊って支えており、世界的にも非常に珍しい構造なのだそう。
八百津町によると、アメリカ人の橋梁エンジニアが発案して造られたそうですが、なぜ八百津町に造ったのかは不明とのこと。

この特異な構造をした橋は世界に5本しかなく、そのうち現存しているのは3本。日本では八百津町でしか見られず、他にブラジルとオーストラリアにしかありません。
そんな貴重な「旅足橋」は70年に渡り、八百津町の生活道路として使われてきましたが、新丸山ダムの建設に伴って役目を終えようとしています。洪水時には水位が上がって水没してしまうため、保存に向けてさまざまな検討がされているようですが、数年後には見られなくなってしまう可能性もあるのだとか。














