Z世代の女性が小・中学生だったころに流行したモノの人気が再燃。「平成女児」ブームが到来しています。

「社会現象にもなった」ブランドが復活

「日曜日に来たら、整理券がなくて入れなかった」

グッズ販売の整理券が約2時間で配布終了になるほど盛況なのは、
昔懐かしの「ANGEL BLUE」が有名な『ナルミヤ』と『ルミネエスト新宿』(東京・新宿区)とのコラボイベント、
「ニュートロ with ナルミヤキャラクターズ ~ウチらの平成がアプデしてカムバ!?~」(※3月2日まで)

「ANGEL BLUE」とは1989年に誕生し、2000年代前半にかけ小・中学校の女子から絶大な人気を博したアパレルブランド。
渋谷109では、外まで長蛇の列ができるなど社会現象にもなりましたが、販売数の落ち込みなどで2010年に百貨店でのブランド展開を終了しました。

それが!15年の時を経て、平日でも行列ができるほど人気が再燃しているのです。

20代女性(平成8年生まれ):
「懐かしい感じ!めっちゃ嬉しいです。平成が流行っているみたいな感じで」

40代女性:
「娘が小さい時に買ってあげたなって思い出す」

ナルミヤキャラ満載のコラボカフェやフォトスポットだけでなく、平成を象徴するおもちゃのポップアップストア「みんなしゅ~ご~!たまごっちのおみせ」(※2月20日まで)など、地下2階から8階までの至る所で「平成を感じる」イベントになっています。

なぜ「平成」テーマのイベントを?

ルミネエスト新宿によると、イベント開催のきっかけは、「Y2Kファッション」
2000年代、つまり“平成”のファッションが「若い人を中心に定番になりつつある」(販売促進グループ担当者)とのことで、平成に流行ったグッズを集めたイベントを考案したといいます。

すると…

20代女性:
「昔は、お母さんに『ナルミヤの洋服を買うまでデパートから出ない!』みたいな感じで、めっちゃ泣きながら買ってもらった。今は自分のお金で買えるからなんかエモい

客の多くが、当時小中学生だった「平成女児」。大人になり、経済力と高いSNS発信力でブームを巻き起こしているのです。

SNSで盛り上がる「平成女児チョコ」

『SHIBUYA109渋谷店』(東京・渋谷区)では、平成女児の世界観を楽しめるポップアップカフェ「KIRAKIRA CLOVER CAFE」がオープン。(※2月24日まで)

THE TIME,マーケティング部 西堀文部員:
「お茶犬!ラブべリ!出た、ラブべリの隣にムシキング、ありましたからね!」

店内には、「アフロ犬」や「オシャレ魔女♥ラブandベリー」「一期一会」などなど、平成に人気を博したキャラクターやアーケードゲームのグッズがズラり。

20代女性(平成16年生まれ):
メラつくよね、心の中が」「いつでもカワイイ」

そして、チョコレートにもブームの波!
アルミカップにチョコを流し入れカラースプレーなど、昔のバレンタイン風の「平成女児チョコ」がSNSにも多数投稿され、キーホルダーまで発売されるほど大人気に!