“裏金”作りはいつから?共産党都議団「都議会自民党の裏金は闇が深い」

いつから中抜き、不記載が行われていたのか。都議会自民党の関係者はこう証言する。

都議会自民党 関係者
「西暦2000年ぐらいからこのシステム、この仕組みをやっていたのかなという気がいたしますよね。風土としてずっとこういうやり方がまかり通っていたことは事実ですね」 

報道特集の取材に応じた元都議も中抜きや不記載は2000年代ごろからあったと証言。

元都議
「この裏金作りは昔からの慣例で、みんな平気でやっていて罪の意識はありませんでした」

都議会自民党は会見の翌日、収支報告書を訂正したが、問題を追及してきた共産党都議団の幹事長は憤る。

共産党都議団 和泉尚美 幹事長
「(自民党は会見で)ずさんな資金管理の問題だったとおっしゃったが、極めてシステマティックにルール化されて議員の手元にそのパーティー収入が直接渡っていたということが、単なるその会計処理上の問題でないことは明らかだと思っています。収支報告書を修正すれば済むという話ではない。国会議員の問題よりも本当にこの都議会自民党の裏金は闇が深いと私たちは思っている」

裏金作りはいつから始まったのか。幹事長は調査をしたというが…

都議会自民党 小松大祐 幹事長
「先輩方にお会いするときは、OBの先生方にお会いするときには(裏金作りについて)確認しましたけれど、やはり確証が持てるようなものっていうのは、揃わないというのが事実でございまして。いつから、誰によってというのはお答えができないというところです」

では、中抜きしていた金を議員らは何に使っていたのか。

都議会自民党 小松大祐 幹事長
「使わないという方もいただろうし、こういうふうな使い方をしたという方もいるだろうし、その間というか全部は使ってないけど一部こういう使い方をしたという人もいるでしょうから、そこは各自、丁寧に説明責任を果たされるものだと思っています」