能登半島地震を経験したのと鉄道の乗務員が語り部となって、当時の状況やその後の現状を乗客に伝える観光列車の運行が、2025年4月から始まります。
これを前に14日、石川県の馳浩知事や能登の市長、町長らを招いて試乗会が行われました。

語り部列車・客室乗務員 宮下左文さん「和倉温泉加盟店が21軒ですけれども、殆どの旅館さんが休業せざるを得ない状況でした」
七尾駅から穴水駅まで33.1キロの区間を走るのと鉄道は、地震により線路などに被害を受け、2024年4月に全線での運行を再開しました。

震災の記憶をより多くの人たちに伝える語り部。14日の試乗会で語り部を務めたのは、観光列車のアテンダントして2024年の元日に乗務していた宮下左文さん。
県などが出資するのと鉄道の取締役を務める馳知事や能登の市長、町長らが観光列車「のと里山里海号」に乗り込みました。