能登半島地震で生息環境となる水田も被害

そこへ真っ先に名乗りをあげたのが、石川県でした。

石川県は、能登の9つの市と町にモデル地区を設け、トキのエサとなる生き物を定着させるための整備に乗り出しました。

こうしたさなかに発生した能登半島地震。トキの生息環境となる水田にも被害が及びました。

県が去年策定した「復興プラン」のひとつに「トキが舞う能登の実現」が盛り込まれ、馳知事は、今回の決定が復興のシンボルになると、期待を寄せます。

馳知事「朗報とはっきり言ってよいと思います。防災教育という意味でも、里山里海というテーマでも修学旅行の営業もしてございます。そこにトキの放鳥というものを象徴的に盛り込んでいきたい」