「自分のことより人のために行動する子だった」
14日は、国や県・輪島市などからそれぞれ顕彰状が贈られ、坂下さんが受け取りました。

稲垣寿さんの姉・坂下加奈子さん「自分のことより人のために行動する子だったので、今回もそういうことになったのかなと、まだまだ何十年って長生きできたと思いますし、本当にこの子(おい)のことをすごい可愛がってくれたので、この子の成長を見てほしかったなというのもありますけど、あの世でこの子の成長を見守ってほしい。」
坂下さんは式典で「顕彰状は、私たち遺族にとってなによりの慰めとなります。しかし、この顕彰状を見るたび私たち遺族としてはつらい地震を思い出すということも理解してほしいです」と、感謝の気持ちと今も癒えることのない思いを述べました。