続く遺骨捜索 国の支援は

2025年4月には、伊左治さんと韓国のダイバー2人が協力して、再び調査することが決まっている。家族の帰りを待つ遺族は…

韓国の犠牲者遺族 キム・チョンジンさん
「韓日の市民が親しく付き合えば、問題はない」

(Q.国に支援してほしいと思いますか?)
「はい、韓国政府にも協力してほしいです」

日本と韓国にとって、2025年は国交正常化60年という節目だ。

井上洋子 共同代表
「朝鮮半島から異国の地で、日本の戦争政策のために、このような無残な死に方をここでされて、遺骨は83年間捨てられて、放置されたまま。それに対する本当に申し訳ないという気持ちが私の中ではすごくあって、遺族のみなさんと平等の関係になりたい」

潜水調査は、坑道がパイプや木で塞がれるなど、障害は多い。だがその向こうに、183人の遺骨がある。

井上洋子 共同代表
「私たちが乗り越えなければいけない壁はたくさん出てきたなと思いますが、国をも巻き込んでやっていきたい。ご遺骨を見つけるまで、気持ちは全く揺らいでおりません」