司令塔の寺嶋良の復帰以降、上昇気流に乗る広島ドラゴンフライズ、この土日は、東地区3位の強豪千葉ジェッツと対戦しました。

去年3月、同じ千葉戦で右ひざを痛めた寺嶋にとっては因縁の一戦。チームにとっても2連勝の勢いを本物にすべく重要なカードとなりました。

ドラゴンフライズは、前半から相手の強度の高いプレッシャーに、思うようなバスケットをさせてもらえません。そんな中でも、中村拓人のシュートなど高い集中力で食らいつき、2点差で前半を折り返します。

しかし、後半、インサイドのサイズに勝るスター軍団の千葉に本領を発揮させてしまい、最大20点差とされます。最終の第4クオーターに中村の3本の3ポイントで追い上げたものの、10点差をつけられての敗戦となりました。

翌日も修正できず大敗となったドラゴンフライズ。チーム状態も上向きで強豪の撃破が期待されましたが、福山の熱い声援に応えることはできませんでした。

土曜日の試合では、千葉はインサイドの攻撃で50得点。こうなると相手の外からのシュートも思うように決まります。朝山ヘッドコーチも「好きにやらせてしまった」と、悔しさをにじませる一戦となりました。