このうち、中華麺は実に4年連続の1位となります。
その理由を探るため、盛岡市内の兼平製麺所を訪ねました。

こちらの中華麺の主力商品は、スープなどが付属しない、5玉入りのものです。
兼平賀章社長は、盛岡市民が中華麺を愛する理由をこう分析します。

(兼平賀章社長)
「盛岡の場合は夏に中華麺をざる中華という料理方法で食べるのが、昔から夏の風物詩になっておりまして、そのために中華麺の消費量が多いということですね」

実際、こちらの製麺所では、冬場の今の時期、中華麺の生産量は、1日あたりおよそ2万食から3万食ほどですが、夏になると、その5倍にあたる1日15万食もの中華麺が作られるということです。

温かいラーメンよりも、冷たい中華麺を麺つゆにつけて食べる「ざる中華」が、盛岡市の中華麺の消費を支えているようです。

(兼平賀章社長)
「うれしいことでありますし、特に夏場にたくさんうれますので、麺屋にとっては非常にありがたいことです」