古賀は食生活の改善、ニューイヤー駅伝で復調
古賀淳紫は今大会の目標を次のように話した。
「東京マラソン(3月2日)に対する自信をつけたいと思っています。12月の福岡国際マラソンはワースト記録(2時間17分39秒・17位、自己記録は22年に出した2時間08分30秒)でしたが、次に向けて(やるべきことがわかり)手応えを得ました。ニューイヤー駅伝(21.9kmの2区で区間4位)と実業団ハーフは、得意とする距離です。山口のコースはよく知っていますし、そういったことを生かして次につなげるレースをします」
後半大きくペースダウンした福岡の失敗は、「練習はできていたがエネルギー不足」だったと分析した。食生活の改善は昨年も行ったが、「質は良くすることができましたが、食べる量が少なかった」と、福岡の結果で気づいた。食べる量を増やし、ニューイヤー駅伝までの1カ月で「効果が表れた」と感じている。
これまでもハーフマラソンの距離は走り切ることができていた。20年の今大会では1時間00分49秒の自己記録で2位(日本人1位)と快走した。古賀自身はびわ湖マラソン出場を希望したが、当時の山頭直樹監督の判断で今大会に照準を合わせ好結果を残した。
翌21年も1時間01分13秒の4位(日本人2位)、23年も1時間00分49秒の自己タイ記録で10位(日本人6位)と、本人も自信を持つ走りを続けている。山口のコースは、どう走れば結果が出るのだろうか。
「最初の5kmが上りでキツさも感じますが、そこを楽に行くことができたら15~16kmまではすんなり走れます。16kmくらいできつくなる選手が多くなるので、仕掛ける選手が出てきますね」
21年大会では古賀自身がそこで後れてしまったが、食生活を改善した今回は、終盤の粘りも期待できる。
「出場する以上1位や自己新も意識しますが、全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日、13.0kmの7区区間8位)の疲れが少し残っているので、あまり大きなことは言えません。10位以内で1時間00分台が目標です」
順位に関しては控えめな目標設定だが、食生活改善の効果が表れれば、本人の想定以上の結果になりそうだ。

















