岩手県内で生産から販売までの6次産業に取り組む事業者の交流会が7日盛岡市で開かれ、地域資源を活用した商品開発の経緯やその魅力について意見を交わしました。

商品開発の取り組み拡大を目的にした交流会には、農林漁業者や加工業者などおよそ80人が参加しました。
最初の講演では盛岡産のリンゴが県内で150円のところ、県外では540円で販売できることを例に挙げ、過度に利益をカットせずに正しい価値の基準で価格を設定することの重要性を学びました。

このあとは実際に県内で開発された商品が紹介され、盛岡産アロニアを使用した酢や地元産の鶏肉を使ったカレーなど6次産業で開発された商品の試食会も行われました。
このうち、花巻農業高校の生徒が開発した県産のアワを使ったマカロン・「あわロン」は多くの人がその味を評価していました。

(花巻農業高校2年 新田愛さん)
「生産者と自分たちが連携して作っていくのが一番大事なことと思っている。岩手だけではなくて全国の方に知っていただければいいなと思っている」

参加者たちはそれぞれが開発した商品の魅力をPRするとともに、同じ産業に取り組む仲間と交流を深めていました。