1662年の「外所地震」で水没したとされる島山地区だが・・・
県内全体でおよそ200人が犠牲となった1662年の「外所地震」で、島山地区は津波で水没したとされています。

こうした背景もあり、地区では2004年に自主防災組織が発足。
年に2回、避難訓練を実施したり津波避難施設を整備したりするなど、地域全体で防災に力を入れてきました。

しかし、去年8月の地震では、一時、津波注意報が発表されたものの、避難ビルに集まったのは、およそ400人の住民のうちわずか20人でした。
(島山自治会 茜ヶ久保眞由美会長)
「えーなんでだろうと思ってそして本当に悲しくなった。(住民は)誰も逃げろとは言わなかった。家族が誰もいないし、どうしていいか分からないと(言っていた)」
