去年8月に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生して半年が経ちました。
日向灘の地震、そして、南海トラフ巨大地震のリスクが高まる中、宮崎県民はどうような教訓を得たのでしょうか。地域における防災の取り組みを取材しました。
「これは訓練とは全然違う」と私は思った

去年8月に発生した、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震。
日南市で震度6弱、宮崎市や都城市などで震度5強を観測し、気象庁は、初めて南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」を発表しました。
(島山自治会 茜ヶ久保眞由美会長)
「『これは訓練とは全然違う』と私は思った」

こう話すのは、宮崎市の島山地区で自治会長を務める茜ヶ久保眞由美さん。
地震発生時は、夫と2人で自宅にいましたが、揺れが収まったあと、津波が頭によぎり、自転車で、近くの津波避難ビルへと向かいました。

(島山自治会 茜ヶ久保眞由美会長)
「ずっと渋滞していたので、自転車に乗って、そこの国道を渡ろうと思ったときに、そんな状況で全然向こうに横断できなかった。信号、青よ。普通ならば、自転車で来ても5分かからない。(地震時は)12~13分、かかってると思う」
