この季節に欠かすことのできない車道などの除雪。その作業を担う除雪オペレーターの育成に向けた訓練が7日雫石町で行われ、参加者が除雪車の操作方法などを学びました。

この訓練は、岩手県が岩手県建設業協会などと協力して行ったもので、今回が4回目です。
特殊な大型車の操作や運転が必要な除雪オペレーターは、高齢化などを背景に人材不足が深刻となっています。
(井丸キャスター リポ)
「こちらは冬の期間通行止めになっている県道です」
雫石町で行われた訓練には、作業に慣れていない建設会社の20代から50代の4人が参加し、ロータリ除雪車の運転を体験しました。
ロータリ除雪車は、車両前方の回転装置で砕いた雪を道路わきに飛ばします。

(佐藤建興 佐藤賢優さん)
「ハンドルを握りながら、雪を飛ばすための調整をしながらの前進だったので、
前も見てなきゃいけないし雪の飛び方も見なきゃいけないので、いろいろ操作する部分があり難しかった」

2024年度の盛岡地域の除雪車の累計稼働台数は6日時点で1653台と、直近5年間の平均を上回っています。
県は今後もこうした訓練などを通じて除雪オペレーターを育成する方針です。