岩手県は6日までに盛岡や一関など県内8つの市と町で、合わせて73人に新型コロナウイルスの有効期限切れワクチンを誤って接種したと発表しました。

県は6日、会見で期限切れのワクチン誤接種の概要を説明しました。


県内では4日と5日、花巻市の2人、久慈市の28人に対し有効期限の切れたワクチンを誤って接種したことが発表されていました。

さらに県は6日花巻と久慈の事例を含め、盛岡や一関など8つの市と町・21の医療機関で合わせて73人に対して誤接種が確認されたと発表しました。
接種されたワクチンはファイザー社製で、1月27日で有効期限が切れたものです。


誤接種が確認された医療機関では1月27日から2月1日にかけて主に65歳以上の高齢者の定期接種で使用されたということです。
これまでに健康被害の報告はありません。

県は市町村を通して予防接種を行う医療機関に対し有効期限の確認を徹底するよう指導したほか、県内の医薬品卸売業者に対しては、納品時の有効期限の確認を依頼しました。