■「男社会」に一石投じる「女性寿司職人」採用!

それが寿司職人不足です。

回鮮寿司 塩釜港 鎌田秀也会長:
「職人確保が大事だと思います」

鎌田会長「職人確保が大事だと思います」


鎌田会長も課題としてあげていたのが職人の確保で、立花社長さっそく打って出ました。
仙台店オープンの5日前、新店での準備を進める職人たちの中に、女性の姿がありました。9月、塩釜港に「寿司職人」として入社した鈴木七穂さん23歳です。


寿司職人 鈴木七穂さん:
「以前は営業職をやっていたので、飲食業界に入ったのが初めてです。小学生、中学生あたりからずっと(塩釜港に)通っていた。好きなことを仕事にしたいと思ったのがきっかけで入社した」


今回、職人不足解消の一手として女性3人を職人にしたという立花社長。女性の寿司職人は県内でも少なく、20年続いた塩釜港の歴史の中でも初めての起用です。

回鮮寿司 塩釜港 鎌田秀也会長:
「昔は女性の手が男性より温かいから寿司職人に向かないと聞いたものですから、そのイメージで女性を採用するという頭はなかった。女性が入ると雰囲気が変わって中々いい感じだと思う」


回鮮寿司 塩釜港 立花陽三社長:
「男性だけの職業というのは、今後もっと減っていく思う。寿司職人も今後は女性が活躍する場であるべきだと思うし、東京ではかなり多い。残念ながら宮城ではまだ少ない。女性も活躍できる非常に繊細な仕事なので、ぜひチェレンジして欲しいと思うし、大きな意味があると思う」


塩釜市出身の鈴木さん、修行をはじめてまだ1カ月です。当然、先輩職人のようには魚をさばいたりなどうまくいきません。

先輩職人「大丈夫か?大丈夫か?」
にぎりも・・・まだまだ。

でも経験を積んで店に貢献していきたいと言います。

寿司職人 鈴木七穂さん:
「女性の職人さんを見たことがなくて、私にできるかと不安ではあったけど、未経験の私でもできるんだよ、というのを発信できたらと思ってます」


そして、10月1日、2号店オープンの日を迎えました。