■“改革しても変わらない” 旧統一教会 「法律作らないと救済できない」

井上キャスター:
4日、旧統一教会は5回目の会見を行いました。
現在、国の相談窓口に1日100件ほど相談が寄せられている状況なんですが、教会改革推進本部の勅使河原秀行本部長は「本来、教会と信徒さんらの間で解決しなければならない問題ですから、国の相談窓口に相談せざるを得なかったということは申し訳なく思っております」と、どこか他人事のような発表がありました。
500万円を超える高額献金について、旧統一教会は「おそらくご利益を得るために500万円以上献金するという方はほとんどいないのではないか。宗教的理念に共感し、個人の選択において献金している」と発言。あくまでも自分たちで改革していきますということで第三者などの言及はありませんでした。
長年、旧統一教会を取材するジャーナリストの鈴木エイト氏は「これまで教会側が献金を競わせてきた。こうした体質を認めない限り改革しても変わらない」とおっしゃっています。
統一教会が自分たちの非を認めなかったというのは今回の会見でも変わっていません。
ホランキャスター:
旧統一教会は「宗教的理念に共感し個人の選択において献金している」と述べていますが、信者の家族であったり本人が必要以上に、家庭が崩壊してしまうくらい献金してしまうというような例もあるわけなので、だからといって大丈夫というわけではないですよね。
星コメンテーター:
私は一種の法律の抜け穴だと思います。無理な献金をさせたというのは場合によっては詐欺罪で立件できるんでしょうが、家庭内の話なので子どものお金を使ったとか、ご主人のお金を使ったということによって立件するのはなかなか難しいんです。しかし現実には被害がどんどん出てるということなので、これは今の法律の枠組みとは違う、少なくとも時限的にでも救済する法律を作っていかないと具体的な救済というのはできないと思います。